中学部では、季節を感じるために「麻機を歩こう」を春、秋、冬に実施しています。
また、「美術の題材素材の場」として、「作業の材料収集の場」として麻機遊水地とかかわりを持っています。
その中で今回は中学部3年生の作業学習を紹介します。
裁縫班では、入手しやすい材料でランチョンマットを作ろう!と布は古シーツ、染料の材料は遊水地に生えているヨモギを活用
しました。
1.遊水地まで、染色担当の生徒がバケツやビニール袋を持って採取に行きました。
バケツいっぱいのヨモギを採取し、染めの原料にしました。採取してきたヨモギは、煮出して染料にしました。
2.染めの模様をつけるために、割り箸やワッシャーを使ったり、ビー玉と結束バンドを使ったりして、白い布に絞りができるようにしました。それらを付けたまま、ヨモギを煮出した染料につけ外して干すときれいな絞りの模様ができました。
3.しつけ縫いでは、染められた布を、ランチョンマットの形になるように3つ折りした4辺をしつけ縫いしました。
4.しつけ縫いで仮縫いされた状態の布をミシンで縫って完成です。
ヨモギの量や使った道具によって、完成した布の色合いは少し違いましたがほんのりヨモギの香りのするランチョンマットが完成しました。
麻機遊水地はまだまだ素材の宝庫、今後もどのようにかかわれるか考えていきます。