麻活プロジェクト 静岡県立静岡北特別支援学校

麻機で生活する私たちの私たちによる私たちのための活動 ~麻活~

現代の社会づくりにおいて、誰もが相互にその人格と個性を尊重し合えるような「共生社会」の実現を目指すことが必要とされるようになりました。そのためには、教育現場においても、これまで以上に児童生徒が地域社会の方々とふれ合い、共に活動(協働)する機会を設けることが非常に重要な取組となると考えられています。

さて、静岡県立静岡北特別支援学校(以下、本校という)は、巴川流域麻機遊水地自然再生協議会(以下、協議会という)のメンバーです。この協議会は、NPOや各種関係団体、専門家、地域住民等によって構成され、麻機遊水地の自然環境を保全、再生、維持管理するために活動しています。麻機遊水地のほぼ中央に位置する本校が、周囲の環境問題に関心を寄せ、直接的・間接的な交流を通して自然再生事業に取り組み、社会貢献活動を行うこと、つまり、地域における役割を果たすことが大切であると考えました。

そこで、地域の方々と協働し、多様な教育活動を展開するために「麻活プロジェクト」を起ち上げました。
この「麻活」には「麻機で生活する私たちの、私たちによる、私たちのための活動」にしたいとの願いが込められています。本校の児童生徒と地域の方々との相互理解・共通認識を深めるとともに交流の幅を広げ、支え合い・学び合い・高め合う関係づくりと、生徒が自身の体験を意味づけ、地域との関係づけをしていくことを目指しています。

また、この「麻活」は、本県の教育の基本目標である「有徳の人の育成」にもつながるものと考えます。
すなわち、1.いつでも、誰でも、どこでも学び続けるという、生涯学習の基盤を培い、2.それぞれの学びを、互いに支え合い、高め合うという、多様な生き方や価値観を認め、人との関わり合いを大切にする態度の育成に資するものであり、3.その成果を、家庭、学校、地域や職場等の生活の場で発揮するという、社会の一員として、よりよい社会づくりに参画し、行動する人の育成に資すると考えています。

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麻機遊水地の営み from youtube
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ベーテル麻機部会
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あさはた緑地(第1工区)
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あさはた緑地バーチャルツアー
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