整備・管理部会第3工区班(自然再生と調査研究・学習共存ゾーン検討会)では、西廣淳委員(東邦大学)と東邦大学の生徒が静岡北支援学校、一般社団法人モリスとの協同で、麻機遊水地第3工区の埋土種子調査を実施することとなりました。
第3工区内にはすでに保全上重要な種が多数生育しているが、土壌中にはさらに多様な種が埋土種子(土壌シードバンク)として保存されている可能性があります。この評価は今後の湿地管理の計画立案に有効的で、さらには土壌中の種子調査は「宝探し」のような面白さがあります。そのため、今回静岡北特別支援学校の生徒や一般社団法人モリスの職員と一緒に土壌シードバンク調査を実施することとなりました。
作業は、3月8日(日)に第3工区の数地点で土壌採取を行い、3月9日(月)に静岡北特別支援学校と一般社団法人モリスの事務所で、西廣委員が実験の概要説明や採取した土壌をコンテナにまきだす作業を実施しました。
今後は、静岡北特別支援学校の生徒やモリスの職員が、コンテナ内の水位管理や発芽状況の写真撮影を進め、西廣委員や東邦大学の学生が月に1度実生調査を進めていきます。