平成27年1月18日(日)に、麻機遊水地第3工区で柴揚げ漁を開催しました。これまで「柴揚げ漁保存会」のメンバーが中心となりこの漁法を継承してきましたが、メンバーの高齢化等の理由により継続が困難という事もあり、協議会に所属する「バランス」がこの漁法を継承することとなりました。
当日は、柴揚げ漁保存会のメンバーとバランスのメンバーが一緒に舟に乗り、保存会のメンバーの指導を受けながら沈めた枝の周りの囲いの設置や枝の除去、魚の捕獲を行いました。例年のように一般市民への呼びかけやおでん等の振る舞いは行いませんでしたが、柴揚げ漁には約70名の参加者が集まり柴揚げ漁の様子や捕まえた魚類を見て楽しんでいました。
昨年はあまり鮒を捕獲することができませんでしたが、今回は池を掘削し深みを設置したりヨシで分断されていた池の連続性を確保したこともあり、約80匹の鮒を捕獲することができました。
しかし、今回は鮒の他にも特定外来種に指定されているブルーギルも捕獲され、今後この伝統漁法を継続していくためには外来種対策も大きな課題となっています。