平成26年9月18日(土)に、ミズアオイ観察会を開催し、18人が参加しました。
部会では、絶滅危惧種に指定されているミズアオイの保全活動を行っており、毎年春先に人為的に撹乱作業を行っています。今年も、撹乱作業を行っている場所で、ミズアオイが開花したことから、市民に呼びかけを行い観察会を開催しました。
前半の講義では、麻機遊水地でこれまでに確認された絶滅危惧種の説明が行われました。これまでに確認された絶滅危惧種は29種で、現在見られるものは14種に減少しています。その理由の一つは、絶滅危惧種は1年草のものが多く撹乱が起こらないと植生遷移によりヨシやガマなどの多年草に移り変わってしまう事が大きな原因となっています。
参加者は、講義会場からミズアオイの観察場所までの道中も、部会員から説明を受けながら様々な植物を観察しました。
また、今回の参加者以外にも、テレビでミズアオイが放映されたのを見て興味を持った方が、途中から一緒に観察会に参加し、遊水地の植物や景色を楽しんでいました。